なぜ独立したデータ基盤が必要なのか
多くの企業では、AI へのドキュメント提供が次のように行われています。チームごとに自分のエージェント用の検索の仕組みを作り、ドキュメントはあちこちにコピーされ、どれが最新版か誰にも分かりません。エージェントが誤答しても、原因がどこにあるのか分かりません。 EDP はこれを変えます。エージェントごとに RAG を作る場合との違い
最も簡単な見分け方:エージェントは仕事をする人。EDP は会社の図書館 - ドキュメントを整理し、最新に保ち、適切な人に貸し出す場所です。
5 つの構成要素
データ取り込みとナレッジが土台です。整ったドキュメントがなければ、その後のすべての回答が誤ります。品質・接続・管理は、そのナレッジを実際の業務に乗せるための層です。1. データ取り込み
ファイルやフォルダを データソース にアップロードします(PDF、DOCX、XLSX、PPTX、TXT、MD、HTML)。フォルダ構成は保持され、フィルター可能なメタデータになります。パイプラインはファイル形式ごとに処理方法を選びます:DOCX は見出しで分割、スキャン PDF は自動で OCR、表計算は列見出しを保持して行単位で分割。2. ナレッジ
ナレッジベース は 1 つ以上のソースをまとめ、エージェントが検索できる形にします。ナレッジベースごとに埋め込みモデル、検索方式(ベクトル、BM25、ハイブリッド+リランク)、エンドポイントを持ちます。例:「法令文書」では 有効な文書のみ返す を、「経理手順」では 親チャンクへ拡張 をオンにし、エージェントが文の断片ではなく条文全体を受け取れるようにします。3. 品質
検索テスト では、エージェントが受け取る箇所をそのまま確認できます。エージェントが誤答したときに最初に確認すべき場所です。品質評価 ではナレッジベースを確認するためのゴールデン質問セットを管理し、エージェントが質問しているのにナレッジベースがまだ答えられない質問を示します。4. 接続
ナレッジベースごとに専用の MCP URL と REST URL があります。エージェントは OAuth(ユーザーがログインし、そのユーザー自身の権限で読み取る)か、ナレッジベース専用の API キーで接続します。5. 管理
ワークスペース共通のメタデータスキーマ、メンバーのロール管理、退職時の管理権限の移譲。押さえておきたい用語
EDP の対象者
はじめ方
1
データソースを作成
データソース で業務ドキュメントのフォルダをアップロードします。後でフィルターに使えるよう、フォルダ構成は保持します。
2
ナレッジベースを作成
作成したソースを選び、パイプラインは ファイルごとに自動 のまま、いつこのナレッジベースを呼ぶべきかをエージェント向けの説明に書きます。
3
検索をテスト
実際のユーザーが聞く質問で試し、返ってくる箇所が正しいか確認してからエージェントに渡します。
4
エージェントを接続
ナレッジベースの MCP URL をエージェントに設定し、OAuth でログインするか API キーを発行すれば、すぐに検索が始まります。