
Skill は 2 種類
Skill にはバージョン番号と有効 / 無効の状態、そして使っている Digital Worker の数が表示されます。
システムスキル (built-in)
Digital Worker の機能 とは別ものです。システムスキルは Skill 画面にある書類処理のスキル (PDF、Word、Excel、PowerPoint) で、Digital Worker の機能はプラットフォームが備える 10 個の基本機能 (長期メモリ、ウェブ検索、コード実行など) です。後者は Instructions 画面の右カラム、詳細設定 から切り替えます。

一覧の開き方
1
スキルの画面を開く
Digital Worker を開き、ビルド 画面の左の列で スキル を選びます。インストラクション画面の右側にある 設定 の列にも標準機能がいくつか並び、それぞれスイッチが付いています。すべて表示 をクリックすると全部が開きます。
2
システムのタブを選ぶ
スキルの一覧には 4 つのタブがあります。すべて、Digital Worker専用、接続済み、システム。標準機能は最後のタブにあり、各カードに システム のラベルが付きます。
それぞれのシステムスキル
有効と無効を切り替える
カードの右上にスイッチがあります。倒せばそれで終わりで、別に保存する操作はありません。有効なカードには 有効 と表示されます。 無効にすると、Instructions に何と書かれていても Digital Worker はその機能を呼べなくなります。pptx を切れば資料は作れず、無理に作ろうとせず「できません」とはっきり伝えます。
標準機能は削除できません。有効と無効の切り替えだけです。自分で作った Skill の枠を奪うこともありません。1 つの Digital Worker が、専用の Skill、ワークスペースの Skill、標準機能をすべて同時に持てます。
設定はバージョンごとに残ります
スイッチを倒して変わるのは Digital Worker の 下書き だけです。実際の利用者に応対している Digital Worker は、公開済みのバージョンに記録された機能の組み合わせのまま動き続けます。新しいバージョンを公開するまでは変わりません。 つまりバージョンごとに、標準機能の組み合わせが記録されます。以前のバージョンに戻せば、そのバージョンの組み合わせも一緒に戻ります。Digital Worker に Skill を追加する
- Skill を作成 - この Digital Worker だけのために新しく書く。
- ワークスペースの Skill を接続 - ワークスペースにすでにあるものを取り込む。
- アシスタントに頼む - 繰り返している作業を説明すると、それに合う Skill を提案してくれるので、承認します。
Console の Skill 一覧
Digital Worker の Skill 画面は 4 つのタブに分かれ、それぞれ件数が付きます。すべて、デジタルワーカー専用、接続済み、システム です。下の検索ボックスで名前を絞り込めます。
過去のバージョンを直接編集する
画面上部のバージョンセレクターで公開済みのバージョンを開き、そのままスキルのオン・オフや追加ができます。Guardrail も同じように操作できます。Skill の編集、削除、無効化
1
Skill を編集する
一覧の Skill カードをクリックするとフォームが開きます。名前、説明、Skill の種類、アイコンを変えられるほか、SKILL.md のファイルツリーと同梱物を確認できます。ほかの Digital Worker が使っている Skill のときは、Console が先に警告します。「この Skill は N 個の Digital Worker が使用しています。変更はすべてに影響します。」

2
Digital Worker から Skill を外す
Skill 名の横のゴミ箱アイコンをクリックします。Digital Worker 専用の Skill は、外すとそのまま削除されます。ワークスペースの Skill は、ここで外してもこの Digital Worker との紐づけが切れるだけで、本体はワークスペースに残り、ほかの Digital Worker は使い続けます。

3
Skill を有効 / 無効にする
ワークスペースの Skill だけの操作です。リソース > スキル で対象の Skill を探し、有効のスイッチを切ります。切ると、その Skill を付けている すべて の Digital Worker で使えなくなります。設定を捨てずに一時停止したいときに使ってください。

Digital Worker 専用の Skill、つまり Digital Worker を作る流れの中で生まれた Skill には、有効 / 無効のスイッチがありません。編集するか、削除するかのどちらかです。
ファイルから Skill をアップロードする
フォームに書き起こす代わりに、よそで用意した Skill をアップロードできます。Console の外で書いたもの、チーム間でやり取りしているもの、git で管理しているものに便利です。受け付ける形式は .md、.zip、.skill の 3 つです(.skill は拡張子を変えただけの zip です)。
.md - 手順だけ
添付物のない、文章だけの手引きに使います。ファイルの先頭は--- 2 行で挟んだ YAML ブロックで始まる必要があります。
SKILL.md
YAML ブロックから下は Markdown の手引き本体です。Skill が起動したあと、Digital Worker が読んで従う部分です。
.zip / .skill - 資料付きの Skill
参考資料や実行コード、テンプレートが要る Skill は、まとめて zip にします。システムが強制する決まりは 1 つだけ、パッケージの直下にSKILL.md があること です。残りの並べ方は自由ですが、次の構成にしておくと Digital Worker が迷いません。
SKILL.md の隣にパッケージ内のファイル一覧が並び、中身の表示とパッケージのダウンロードができます。
パッケージはすべての形式のファイルを保持します
.zip や .skill のパッケージをアップロードしても、形式によって中身がふるい落とされることはありません。Digital Worker はパッケージに同梱されたバイナリファイルも読めるので、Excel のテンプレート、PDF、図版、サンプルデータを持たせて実行中に使わせられます。
.skill は拡張子を変えただけの zip なので、梱包の仕方は .zip とまったく同じです。
なぜ SKILL.md に全部書かずに分けるのか
Digital Worker は実行のたびにパッケージ全体を文脈に読み込むわけではありません。3 段階で読みます。1
description を読む
description の行は常に文脈に入っています。Digital Worker はこれを見て、いまの依頼にこの Skill が要るかどうかを判断します。
2
SKILL.md を読み込む
Skill が起動すると、SKILL.md の手順一式が読み込まれます。
3
同梱ファイルは必要になってから開く
references/、scripts/、assets/ の中身は、SKILL.md が指し示したときだけ読み込まれたり実行されたりします。
SKILL.md は短く保ち(手順、止まる条件、詳細への道筋)、長い資料は references/ に押し出してください。
例: 債権照合のパッケージ
毎月末、経理は銀行の取引明細を SharePoint 上の債権管理表と突き合わせ、部門長向けのレポートを作ります。手順は決まっていますが、工程が多く、長い照合ルール表に頼っています。パッケージにするとこうなります。
経理担当が「8 月の債権を照合して」と打つと、Digital Worker は
description からそれと気づき、SKILL.md を読み込み、reconcile.py を実行し、不一致にぶつかったときだけ matching-rules.md を開き、report-template.html からレポートを組み立てます。
Skill の名前は小文字とハイフン区切りにし(
email-triage、debt-reconciliation)、zip の中のルートフォルダ名と揃えてください。空白や濁点を含む名前は、Digital Worker が Skill を呼び出すときに壊れやすくなります。手順がはっきりしていて、繰り返し使われる仕事ほど Skill に切り出す価値があります。定例レポートの要約や受信メールの仕分けなどです。一度きりの作業は Instructions に置いたままのほうがすっきりします。